20種類の療法でうつを治す
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2012年02月06日

うつ改善のためのワークショップを開催します

みなさんこんにちは。

月日の経つのは早いもので、「あけましておめでとうございます。」を言うタイミングを逃しつつ、気づけばもう2月に入りましたね。

私は相変わらずカウンセリングルームに篭って、日々のセラピーと、うつ改善の研究に精を出しております。

今年は1つ新しい働きかけとしまして、うつ改善のための集団ワークショップを開催していきたいと考えています。

「ワークショップ」というと、わかりにくいかもしれませんが、イメージ的には、ヨガ教室を想像していただけると良いと思います。

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毎週何人かで集まって、うつ改善に効果のある療法をその場で、何種類も行なって、ほど良い刺激を受けて帰っていく。

そして次の会までの一週間の間に、自分でリハビリを行なっていくためのモチベーションを保っていただく。

社会から孤立して、一人で部屋に取り残されているという不安ではなく、毎週、人間関係に属して、改善に向かって進んでいるという実感を持っていただく。

そのための「場」となれば良いと思っています。

【うつを治す仕組みが無い】

私は今では「うつ」は適切な働き変えをすれば治るものであると確信しています。

ですが、そのための仕組みが無いことで、この病気はとても治りにくいものになっているとも感じています。

例えば、

☆ 毎週のセラピーを受けるのが理想的なのはわかるが、金銭的に続かない。

☆ 運動療法などの宿題をもらっても、1人で頑張っている状態だとダレてしまって続かない。

☆ 自宅で休息するだけでは心も体も衰えてしまうが、社会復帰に向けて適度なリハビリができる場が無い。

☆ 認知行動療法、催眠療法、NLP、フェルデンクライス、運動療法、栄養療法、など、うつ改善には心、体、脳、に複合的に働きかける必要があるが、

それをトータルで提供できるカウンセラーは人気のため予約が取りにくい。


などが、今のうつ改善のための問題点です。

そこで、皆で集まってワークショップスタイル(ヨガ教室風)で進めていくことで、

これらの問題は全て解消できるのではと考えています。


【具体的に何をするの?】

うつに効果がある療法はたくさんあります。その全てを対面セッションで受けなくとも、集団のワークショップスタイルで受けることは可能です。

それらを毎週の集まりの中で少しずつ行なっていきます。

◆ 身体のストレスを取りのぞく、マインドフルネス。

◆ 固まった筋肉のパターンを修正するフェルデンクライスメソッド。

◆ 潜在意識に新しいパターンをインストールする催眠暗示。


それ以外にも呼吸法、NLP、運動療法、気功、EFTなど。

その時々でワークを加えていきます。

【日時】平日昼に毎週開催
   (いずれは日曜開催も視野にいれています。)

    2時間半程度

【場所】大阪市内 (調整中)

【金額】一回3000円 

【参加資格】しばらくは実験的に開催する形になりますので、ワークショップのみの参加も許可したいと思いますが、

基本的には当カウンセリングルームにて、月1回以上の個人カウンセリングを受けている方。

※ 私がカウンセリングは必要ないと判断した場合は、その限りではありません。


【最後に】

うつ症状は人それぞれのために、こういった集団ワークショップがどこまで機能するかは、やってみないと分からない所が多いと思います。

例えば、同じ悩みを持っている仲間と語り合いたいという欲求をもっていらっしゃる方もいれば、

セラピーは受けたいけど、人とは話したくない、という方もいらっしゃると思います。

その点は、実際に開催しながら調整して行きたいと思います。

早ければ3月には開催できると思います。

まだ詳しい日程は決まっていませんが、

>>ご興味のある方はこちらにご登録ください。

>>携帯からはこちら

日程が決まり次第、優先的に案内を送らせていただきます。

実際の参加・不参加はその際に決めて頂いて大丈夫です。

***************************************

MSL心理相談室では、その人の今の状態に合った指導をしながら、個別にプログラムを作っていきます。

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posted by さはら at 17:43| Comment(0) | うつ対策コラム集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月16日

薬で治る人、治らない人。

「もう何年も抗うつ剤を飲んできたのに、いっこうに良くなる気配がない。」

これは当カウンセリングルームに来られる大半の方が訴える言葉です。

そして時にはその後にこう続きます。

「抗うつ剤を飲んでも治らないのだから、私はうつではなくて別の病気なのではないかと思うんです。」

もし本当のうつであれば、抗うつ剤で完治するはずだ、と考えてらっしゃるのですね。

そう訴えるクライアント様に、私はまず「抗うつ剤はうつ症状を抑える薬であって、治す薬ではない。」というお話しをします。

過剰なストレスや、怒りや絶望感など、何か原因があって、その結果、脳内物質の分泌量が減って、抑うつ的な気分が発生します。

そういった症状に対して抗うつ剤は、ひとまず脳内物質を分泌する手伝いをするので、気分を上げて楽にしてくれます。

でも、だからといって自分が持っている本当の原因である「深い怒り」や「恐怖反応」が無くなったわけではないのです。

ストレスによって損傷した脳や神経系のダメージが取り除かれたわけでもありません。

それらにはやはり心理的、神経学的な働きかけをして癒していく必要があるわけです。

それをしないことで、うつが必要以上に長引いたり、再発を繰り返したりしてしまうことがあるわけです。

では、絶対に抗うつ剤だけでは治らないのか? というと、もちろんそんなことはありません。

【薬だけで治るケース】

うつと診断された人の40%前後の方は、抗うつ剤だけで完治していくと言われています。

それでは、薬だけで治っていく人にはどんな特徴があるのかというと、1つのモデルを使って説明すると次のようなケースがわかりやすいと思います。

Aさんは、会社での業績悪化によるリストラの恐れと将来の不安と闘いながら、なんとか日々のオーバーワークをこなしていました。

毎晩、帰宅は終電でストレスはいっぱい。

そんな中でなんとかギリギリやってきたにもかかわらず、結局はリストラに遭い、職を失い、失望感と将来への不安感に苛まされました。

そして、それと同じタイミングで、長年付き合った恋人に別れを告げらます。

それらがすべて重なったことでショックを受け、食欲もなくなり朝も起きられなくなり、数ヶ月の間、家で寝たきりでひきこもりのような状態になりました。

心配した家族は、心療内科を勧め、そこでうつと診断され抗うつ剤を服用するようになります。

1つの例としてあげましたが、こういったケースのうつの原因を上げますと、

オーバーワークによる【脳や神経へのダメージの蓄積】

リストラによる【自信喪失】【失望感】【将来への不安】

失恋による【悲しみ】【喪失感】

といったものが合わさっています。

こういったケースは、たまたま運悪く、過酷な状況が一気に押し寄せて、ストレス耐性の限界を超えた結果として、うつになっているので、

抗うつ剤で気分を上げながら、原因となった状況を1つ1つ取り除いていくと自然に良くなっていく場合があります。

具体的には

【脳や神経へのダメージの蓄積】→休養や散歩

【自信喪失】【失望感】→友人からの励ましや支えや話し合い。

【将来への不安】→就職活動をして新しい仕事を得る。

【悲しみ】【喪失感】→新しい出会いや、新しい恋。

といった具合に、問題をクリアしてよりよい現実を作っていくことで、うつの原因自体がなくなりますので、回復していくのです。

また、たまたま不幸な出来事が重なって起こっていますので、再度同じように不幸が重なることは考えにくいでしょうから、再発のリスクも少ないと思われます。

では残りの60%、つまり過半数以上を占める、薬で良くならないケースとはどんなものでしょうか?

【うつが薬で治らない5つのケース】

それにはおおよそ、以下のような原因が考えられます。

(1) 脳がダメージを受けてしまっている場合。

過労でのストレスの場合でも、初期段階では休養を取れば回復していけます。
人間の持つ自然治癒力で十分間に合うわけです。

でも、完全に燃え尽きてしまって、脳が損傷を受けてしまっている場合は薬や休養だけでの回復は困難になります。

運動療法、栄養療法、リハビリをしていかないことには、再度職場復帰できるようになることなく、逆に休みすぎで脳も体力も衰えて行くケースが多いのです。

(2) トラウマ化してしまっている場合。

例えば同じ過労であっても、職場のことを考えると胸がぎゅっと締め付けられたり、嫌な感覚が出てきてしまうという場合は、職場や仕事がトラウマになっていると疑ってみる必要があります。

トラウマ化していると、別の会社に就職活動をしようと思っても、スーツを来ている人を見たり、職場の雰囲気を感じただけで、気持ちが落ち込んだり、力が出なくなったりして、どうしても前に進めなくなってしまいます。

昔は働く自分に自信があったのに、まるで別人になったように怖気付いてしまう。

そういった症状はトラウマ化されてしまった典型的なケースです。

こういう場合に、気持ちや考え方の問題とされることが多いのですが、こういったトラウマ反応は、気持ちや考え方ではどうすることもできないくらい、原始的な反応です。

そして、トラウマの難しいところは、時間によって解消することが少ないという点です。

こういったケース。つまりトラウマ反応によって、うつ病と診断されているケースは非常に多いものです。

私の感覚では、うつが治らないと訴える方のほとんどは、トラウマ反応を持っています。

「うつと診断された人が持つトラウマ反応」はとても大きなテーマですので、また改めて記事にしたいと思います。


(3)感情の処理がうまくできていない場合。

先の例で言うと、失恋の喪失感や裏切りを感じた場合、その感情は身体の内蔵に強烈なエネルギーとして発生します。

そういった感情エネルギーを残していると、身体はダメージを受けて生命力を奪い、人生を前に進めようとする力を失ってしまいます。

でも、感情の解消の方法は、学校で習うわけではないので、誰しもなんとなくこれまでの経験で独自の方法で感情を解消しているわけです。

ですので、それができる人もいれば、できない人もいます。

出来る人は、悲しみを解消して次の恋人を見つけて、人生を進めていけますが、そうでない人は、悲しみにとらわれてダメージを受け続けて、いつまでも過去の感情にダメージを受けてしまいます。

こういった場合は、感情を解消する方法を学ぶ必要があるのです。

(4)思考パターンや性格から来る場合。

考え方や捉え方に癖がある場合は、どこの環境に行ってもいつも同じ反応が起こり、心にダメージを受けてしまいます。

例えば人が苦手で、どんな環境に入っても人間関係で疲れてしまう。

どの職場に行っても、仕事を断れなくてオーバーワークになっています。

といったケースです。

認知行動療法などを使って、思考パターンを変えて行くのもよいでしょうし、その思考の奥にはトラウマが隠れていますので、トラウマを癒すのも1つの手です。

ただ、それをしない限り、薬で治るものではありません。

(5)その他のケース。

例えば産後うつなど、ホルモンのバランスや栄養状態によってうつになっているケースです。

栄養療法や運動療法をしていかないと、薬だけでは変わりません。

それ以外にも、スピリチュアルな問題や、無意識が持っている人生上の不満がうつ症状を作っている場合など、いろんなケースが存在しています。

【本当の違いを知る】

ではもう一度、先のAさんのケースを振り返ってみましょう。

そうすると、実は同じケースで同じ原因だったとしても、薬で治る人と、治らない人が存在するというととがわかってきます。

うつを作った状況だけではなく、それによってどれだけのダメージを受けたのか? そしてそれを超える心のスキルがあるかどうかが重要なのです。

Aさんの例を使って、もう一度見てみましょう。

オーバーワークによる【脳や神経へのダメージの蓄積】

休養によって回復できるレベルの疲労なのか? 

物理的に脳が損傷しているダメージなのか?

リストラによる【自信喪失】【失望感】【将来への不安】

再出発しようとイメージした時に身体の拒絶反応は無いか?(トラウマ化していないか?)

現実に再就職できたかどうか?

会社や上司に対する恨みの感情を解消するスキルがあるか?

失恋による【悲しみ】【喪失感】

悲しみの感情を解消できそうか? 

失恋を良い学びとして捉え直して、過去にできそうか?

ネガティブな捉え方は、歪んだ考え方をしていないか?

新しい出会い、もしくは新しい恋人ができるか?


以上のように、同じ原因でうつを発症しても、さまざまな要素によって、薬で解決できる人もいれば、できない人もいるわけです。

その違いは、受けたダメージの深さと、環境改善力、そして心の癖や心のスキルなどによって生まれます。

これらをクリアできるようであれば、薬を飲んでしっかり休んで、少しずつ行動して行けば復活することができると思います。

しかし、それができていないと、症状が一時的に潜んでいるだけで、うつを発動するトリガーはそのまま存在しています。

ですので、また同じような状況になるとうつが再発してしまう可能性が高いわけです。

一説には80%と言われるほど、うつの再発率が高いのはその為です。

薬と休養だけの対策に限界を感じたら、根本的な原因から改善して行きましょう。

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タグ:うつ
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2011年10月18日

繊細すぎて生きづらい人々

みなさま、ご無沙汰しております。

前回の更新が夏真っ盛りの8月、そしてその前は梅雨の6月。

そして今は気づけば10月…。なんか2ヶ月おきの更新になってしまってますね。反省です(-_-;)

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季節はすっかり秋になり、朝晩が寒くなってきましたが、

みなさまはいかがお過ごしでしょうか?

私は相変わらず、カウンセリング漬けの毎日を送っております。

今日はそんな日々のカウンセリングの中で、1つの特徴あるケースをご紹介したいと思います。

相談に来られる方の中に、「自分の性格が敏感すぎて生きづらい。」ということを訴える方が一定数いらっしゃいます。

こういった生きづらさをお持ちの方は、5人に1人くらいの割合で存在していて、アメリカの心理学者エレイン・N.アーロン博士はその著書の中で、こういった人々をHSP(Highly Sensitive Person)と名づけました。

HSP(Highly Sensitive Person)
 つまり「過度に敏感過ぎる人」ということです。

繊細でまわりの物事を敏感に察知する能力があり、創造性や空想力も高いのですが、それが社会生活で裏目に出ると、打たれ弱さ、引っ込み思案、人見知り、となってしまい、生きづらさを感じてしまいます。

当カウンセリングルームに来られる方の中にもこの性質に悩まされている方は多く、あまりに生きづらさが続くと、この性質が原因で「うつ状態」になってらっしゃる方もいらっしゃいます。

HSPの特徴を知るには、自己診断テストをやってみるのが一番ですので、まずは以下の設問とご自分の特徴を照らしあわせてみてください。

あなたはいくつ当てはまりますか?

【HSP自己診断テスト】

1.自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ

2.他人の気分に左右される

3.痛みにとても敏感である

4.忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
 
5.カフェインに敏感に反応する
  
6.明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい

7.豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい

8.騒音に悩まされやすい
  
9.美術や音楽に深く心動かされる
   
10.とても良心的である

11.すぐにびっくりする(仰天する)
 
12.短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう

13.人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく (たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)

14.一度にたくさんのことを頼まれるがイヤだ

15.ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける

16.暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
     
17.あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる
     
18.空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
   
19.生活に変化があると混乱する

20.デリケートな香りや味、音、音楽などを好む

21.動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している

22.仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる

23.子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」 とか 「内気だ」 と思っていた

以上の質問のうち12個以上に「はい」と答えたあなたはおそらくHSPでしょう。
しかし、どの心理テストも、実際の生活の中での経験よりは不正確です。
たとえ「はい」がひとつかふたつしかなくても、その度合いが極端に強ければ、そんなあなたもHSPかもしれません。

※ 引用 『ささいなことにもすぐに「動揺」していまうあなたへ。』 エレイン・N・アーロン 著 

いかがでしたでしょうか?

「これ、まさに私だ!」と感じた方も多いのではないでしょうか。

アメリカでも5人に1人は存在すると言われていますが、日本人にはもっと多いような気がしています。

それでは、自分がHSPだとわかったらどうすれば良いのでしょうか?

当カウンセリグルームでは、おおよそ以下の5つの方向で進めていくことで、HSPの性質を活かした幸せな生活を送るようになられます。

1 HSPが欠点ではなく、才能だということを理解する。

  自分の才能に気づかずに、自分をダメ人間だと思っているHSPが非常に多いのです。

2 過去の失敗体験をHSPという観点から再解釈しなおすことでトラウマを解消する。

  子供の頃にHSP特有の失敗体験があり、それによって今現在の自信を喪失させているケースが多くあります。

3 環境や生活スタイル、仕事のやり方をHSPの自分に合ったものにデザインし直せないか検討する。

  自分を変えることも大切ですが、外側の環境を自分に合わせていくことも大切です。

4 神経を鍛えるエクササイズで、過度の敏感さを解消する。

  HSPは性質なので完全に変えることは不可能だし、その必要もありませんが、様々なエクササイズによって、生きづらさを感じない程度に神経を鍛えることは可能です。

5 栄養療法によって過度な神経過敏を解消する。

  敏感な性格の人の血液には、ある特定の栄養素が足りていないというような特徴があります。それをサプリで補うことで、はっきりとした効果を感じる方が多いです。


以上のように、自分を理解して自分をどのように扱っていくか、という方向と、

自分を鍛えて変えて行くという、両方からアプローチをしていくわけです。

特に、鍛えるという方向はアーロン博士の著書や主張にはありませんが、私が臨床経験からは、かなりうまくいくと感じています。

「最近、くよくよしなくなった!!」と、自分の変化に驚かれる方が多いのです。


ものごころついた時から、どうも自分は人とは違うのではないか。

なんで自分はこんなに弱いのか。

自分にはこの時代は生きづらいのではないか。

そう感じてきた方は多いと思います。

でもそれを才能だとして受け止められたときに、新しい視界が広がり、自分の居るべき場所、能力を活かすべき場所が見えてきます。

そして、自分らしいオリジナルな人生を歩み始めます。

自分の性質や才能、そして人生の再解釈。

はじめてみませんか?

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2011年08月04日

お知らせ

みなさんこんにちは。

ブログでは大変ご無沙汰しております。

6月の終わりごろから、カウンセリングが非常に忙しくバタバタしていたのですが、とはいえ、この夏空の日々、

ブログの最新記事が梅雨の話というのは無いだろう! と反省しております。

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もうすっかり夏ですね。

今が一番、勢いがあり、大阪ではクマゼミが求愛の盛りです。

そんな中、汗をかきながら当カウンセリングルームに足を運んでくださる皆様。

本当にありがとうございます。


少しでも成果が出せるように、私も心を整えて日々の臨床と研究に勤しんでおります。


この2ヶ月の間に沢山の臨床経験を積んで、催眠療法やインナーチャイルドセラピー、NLPなどの心理療法の効果が一段レベルアップしたように感じています。

また運動療法やリハビリ、そして提携カウンセラーによる栄養療法(分子整合栄養医学)も上手く機能しています。

それはカウンセラーとして嬉しいことですが、一方で土日や夜のご予約が取りにくいということで、ご迷惑をおかけすることも多くなってきました。

復職の期限が迫っている方や、毎日非常に苦しんでいる方などもいらっしゃいますので、予約が取れないという事態はできるだけ避けたいと思います。


そこで、しばらくの間は、

土日、

平日夜

ご新規の受け付けは中止させていただきたいと思います。

できるだけ継続のクライアント様を優先させていただきまして、

ご新規での受付は平日の「10時〜」と「14時〜」枠のみと致します。

空きスケジュールはこちらでご確認ください。


申し訳ありませんが、ご理解のほどよろしくお願い致します。

MSL心理相談室では、今後のうつ治療のスタンダードとなるべく、心理療法、神経言語プログラミング(NLP)、運動療法、栄養療法などを組み合わせた総合的なアプローチを取っています。


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2011年06月02日

低気圧とうつ

皆さんこんにちは。

梅雨入りしましたね。(早くないですか?)

そして6月に突入しました。

大阪は今日も曇りです。

先日は台風が来ていましたが、その間にいろんな方から、「調子が悪い。」「気分が上がらない。」「やる気がでない。」といった声をいただきました。

「低気圧とうつって関係あるんですか?」というのが、皆さんの疑問だったようです。

医学的には、低気圧がうつ状態を作るような理論的な関連付けは成されていません。

でも、いろんなクライアントさんの声を聞いていると、そして実は私自身の体調もそうなのですが(^^;) 低気圧になると調子を崩すという方は非常に多いですね。

よって、経験則としては大いに関係ありだと思っています。

私自身は、特に悩みもないのに、先日の台風の間はやる気や興味がなくなってしまうというのがありました。

低気圧が去ったら元気になることも分かっているので、今回は無理に頑張ることもせず、ネットで1時間おきの気圧の変化を見ながら、自分の体調との関係を観察していました。

原因は幾つか考えられますが、一説には、低気圧になると空気中の酸素量が減るので、少ない酸素でも活動できるように、自動的に体が副交換神経優位のモード、つまり落ち着いてリラックスしすぎた状態に固定されてしまうというがあるそうです。

だから、気持ちを上げようとしても上がらない。

そしてもう1点、低血圧の方は、気圧が下がるとより一層影響を受けて、貧血が起こったりすることもあるようです。

さらにもう一点、これは気圧ではないのですが、雨が多いことで日照時間が減少するので、メラトニンなどの脳内物質の分泌量が下がっているというのもあると思います。

というわけで、いろいろと挙げてきましたが、原因ばかりを探していても仕方がないので、何ができるかを考えてみると、大切なのは3点です。

【梅雨の時期の過ごし方】

1)気圧が上がれば気分も上がるんだと思って、今の自分の精神状態を必要以上に、性格や自分の価値と結びつけないこと。

2)晴れた日や昼間はできるだけ明るい場所に行って、目から光を取り入れること。

3)しっかりと運動することで、交感神経を刺激して興奮状態を作り、筋肉をつけてることで血圧も高めること。

以上です。

人間も自然の一部であって、自然界の影響を受けながら生きているということですね。

それを受け入れて、晴れの時は晴れの心、雨の時は雨の心でやっていきましょう。

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2011年05月20日

うつは心の問題なのか?

「鬱と診断されて薬を飲んでいます。」と言って、カウンセリングに来られる方の中でも
、症状は大きく分けて二つに分類できます。

1つは、気分がすぐれなかったり、感情的に落ち込むことが多いという状態の方です。
いわゆる「うつ的な気分」が出ているという段階です。

マイナス思考が癖付いてしまっている方が、陥りやすいのが特徴です。

もう1つのタイプは、体が重くて動かない。頭が働かない、文字が読めない、という状態の方です。
その他にも何にも興味や楽しさを感じられなくなったり、極端な情緒不安定が出たりする場合もあります。

前者は抑うつ的な気分、つまり簡単に言うと、落ち込んだ状態。

後者は「うつ病」と診断される状態です。

この2つのタイプの違いは、物理的に脳にダメージを受けているかどうかにあります。

パソコンで言うと、前者はソフトウェアにバグが発生している状態で、ハードウェアとしてのパソコンには問題が無い状態です。

後者は電源部分やメモリーなどのハードが損傷している状態です。

前者の抑うつ的な状態であれば、心理療法で考え方を変えると、すーっと気持ちが楽になったり、感情を吐き出すと、霧が晴れたように視界が明るくなるような、急激な変化が起こりやすいものです。

でも後者の脳や身体にダメージを受けてしまっている場合は、考え方の癖や自分の気持ちに向き合う以前に、物理的に脳と体を回復させる必要があるのです。

この段階の時に効果的なのは、脳機能を回復させる特殊なリハビリ運動、栄養療法、リラクセーションワークなどです。

それを行うことで、モヤがかかっていた頭がスッキリとしだして、みるみるうちに目が輝きを取り戻し、生命力がよみがえっていきます。

そして、脳と体を回復させてから、本当の原因である心の問題に当たるわけです。

その点では、うつの改善もパソコンの修理と同じですね。

まずはハードの部分を直してから、ソフトである考え方の癖や感情の扱い方を修正していくのです。

この違いが理解できていないと、ハードとしての脳がダメージを受けて気力が無いのに、認知行動療法などの頭を使う療法を行うことで、余計に頭を疲れさせてしまいます。


その意味で、「うつは心の風邪」という表現されることがありますが、うつの全てを心の問題としないことも大切です。

心はうつの原因であることは確かですが、発症した今では脳のダメージとして物理的に存在しているのです。

だから、脳への物理的な刺激、血流量、酸素量、栄養量などをコントロールして回復させることが大切なのです。


今のあなたはどんな状態でしょうか?

頭に霧がかかって働かない。体がしんどい。やる気も興味も出ない。

そんな状態であれば、まず脳機能を回復させるリハビリ運動からやっていきませんか?

刺激と栄養と酸素を送り込むことで、脳はみるみる復活して行きます。

MSL心理相談室では、その人の今の状態に合った指導をしながら、個別にプログラムを作っていきます。

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2011年04月26日

自分の扱い方を知る

こんにちは。ご無沙汰しています。

この度、カウンセリングを終結されたクライアントさんから頂いた感想をご紹介します。

最初の面談が去年の8月頃でしたので9ヶ月間通っていただいたことになります。

その間にいろんな方向からお話しをさせていただいて、いろんな取り組みをしていただきました。

ゆっくりと人生や自分自身を見つめ直した、意義のある時間になったのではないでしょうか。

以下は頂いた感想です。

ありがとうございました。

***************************

佐原先生との出会いは友人からの紹介でした。
もともとうつで入院していたころに知り合った友人でした。久しぶりに再開した友人が入院時代とはは違って明るい表情になってたのでびっくりしました。
正直自分が取り残されたように感じました。
そこで友人を質問攻めにして^^;良くなった原因を聞き出したことで佐原先生のところを紹介されました。質問攻めにしてよかったです。
心理療法というのがどういうものか私は知らなかったので半信半疑でしたが(失礼ですね!)先生にいろいろ聞いていく中でもしかしたら自分も変わっていけるんじゃないかと希望がもてました。
薬だけではダメだというのは私の7年のうつ病歴が証明していましたし…

先生の中でいろんなワークをしてもらいました。
椅子を使ったワークや催眠のようなイメージを使ったワークもありました。
最初は催眠と聞くと怖い感じがありました。でも先生がしっかりと説明してくださったので安心して受けることができました。
潜在意識にうつの原因を聞いたときに、思いも寄らない母親との感情が出てきて泣いてしまいましたね。
その時はとても懐かしい自分の感覚を取り戻したようで暖かい気持ちになれました。
それからも、そうですね。本当にいろいろなワークをやっていただきました。
少し難しく感じましたが認知行動療法もとても学びがありました。
自分がいつも鬱になっているのにはこういう仕組みがあるのかと解った時には自分の単純さに笑ってしまいました。
そしてそれ以後、嫌な気分になりそうになっても途中で止められるようになりました。
毎回私のパターンを振り返ってもらって、結果が出なくても違う方法を考えればいいのだと言っていただいて、先生はまったく責める感じがないのがとても心強かったです。
今でも今日は少し調子悪いなという時がありますが、しっかりと対処することで70点から80点に保てるようになっています。
これは凄い変化ですよね。
人であれば憂鬱に感じる時もある。その時にどうやって対処するかが大切なんだということを学びました。
その他にもカウンセリングを通じていろんなことを学びました。
潜在意識のこと。自分の性格のこと。自分の感情の解消の仕方。元気になるためのこと。栄養のこと。運動のこと。
それらが全てが私にとっては宝物です。
佐原先生を信じて良かったです。もっと早く出会えてたらと思わずにはいられません。
でも前を向いて行きますね。ありがとうございました。

〈Y.Hさん 女性 30代〉

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2011年03月24日

最近やけに思い出す話

ここ最近、よく思い出して頭の中を回っているお話しがあります。


このブログのテーマである「うつ」とは直接関係ありませんが、この震災の中を生きる上でとても役立つお話しですので、みなさんにシェアしたいと思います。


細部は忘れてしまったので、エッセンスだけを受け取って下さいね。


*************


インドの地に悟りを開いた高名な老師がおりました。


何百人という弟子たちがこの老師の元で教えを乞い修行をしていました。


ある日、この老師は自分の死期を悟り、皆に告げました。


「私の命はどうやらもう終わりのようだ。3日後に死ぬから、その日に集まるように。そこで皆へ最後の言葉を伝えよう。それが私の最後の講話であり、最後の教えだ。」


当日弟子たちは集まりました。


老師との永遠の別れに涙する者。高名な老師の最後の講話がどんなものかワクワクする者。様子は皆様々です。ただいつにない熱気だけが際立っていました。


そして、老師は皆の前に座り、目を閉じて心の中の最後の言葉に意識をむけるように、黙想に入りました。


弟子たちは息をのんで、老師の言葉を待ちます。


しかし、老師は至福の表情で座ったままです。


弟子たちは今か今かと老師が口を開くのを待っています。


しかし、数時間が過ぎても老師は至福の表情で座ったままです。


弟子たちはしびれを切らしましたが、それでも高名な老師の最後の言葉に立ち会おうと辛抱強く待ちました。


すると老師はついに口を開きました。


「バームクーヘンが食べたいな。」


弟子たちは、やっと聞けた言葉に落胆しました。


そして、バームクーヘンを用意して老師に差し出しました。


老師はまた黙想に入り、弟子たちはまた話しを待ちます。


そして、おもむろに目を開けると、老師はバームクーヘンを頬張り、そして満面の笑みで最後の言葉を発しました。


「あぁ、バームクーヘンは美味いな。」


次の瞬間、老師は息を引き取り亡くなりました。


発した言葉は二言。これが高名な老師の最後にして最高の講話でした。



*************


最後の言葉、死の1秒前に発した言葉が「あぁ、バームクーヘンは美味いな。」です。


これにはシビれます。


これが老師の教えていた全てであり、悟りというものの本質であり、生と調和した(つまり死とも調和した)最高に美しい生き方の実践でした。


死というものを完全に受け入れて、一切の物語もロマンチシズムにも陥らずに、「今ここ」に居続けるということ。



昨日テレビを観ていると、原発がまた煙を上げたと言います。


そして被災者は今この瞬間も寒さと飢えに耐えつづけ、亡くなる人も出ているようです。


そんな中、東京では浄水場に放射能が見つかり、この大阪でもミネラルウォーターが売り切れているそうです。


でもそれを不安に思うのか、買い占めに腹をたてるのか、できることをするのか、被災者の立場に悲しみを見出すのか、同じ痛みを感じ続けるのか、今ここのバームクーヘンを味わうのかは、常に自分の選択であり自分の責任です。


震災後、この話しを思い出したのには2つ理由があります。


1つは、自分自身も外側で起こる全ての出来事を受け入れて、死の一秒前まで「太陽がきれいだな〜。」と言っているような生き方を選ぼうと決意したから。


もう1つは、世界を驚かした、家を失っても文句も言わずに目の前のことを淡々と受け入れている被災者の振る舞いに、この老師と同じ境地と高潔さの片鱗を見たからです。


日本人のこういう意識は受け継いでいきたいですね。




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posted by さはら at 13:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月20日

震災ニュースで気分が塞ぎがちではありませんか?

みなさんこんにちは。

震災後、初めての更新になります。

想像以上の被害でテレビで見るにも痛ましく、そして原発の状況も、被災地への物資の配給の面でも、この震災はまだ終わっておらず、一週間を過ぎた今もなお、この震災は現在進行形なのだということを痛感させられます。

被災地の方には心よりお見舞い申し上げます。

今回、こうして文章を書こうと思ったのは、被害の無い地域に住んでいながら、苦しみを訴える人が増えているからです。

震災が起こって数日間は、当然ですが国全体が躁状態になりました。

でも、ここ最近は日本全体の集合意識が欝に傾いてきているように感じます。

疲弊しているのです。

感情が出ない。

やる気が出ない。

無感覚。

辛くてしかたがない。

何かしゃべろうとすると泣きそうになる。

など、いろんな症状を訴える方がいらっしゃいます。

日本人はとても共感能力が高い民族です。

テレビを見ているだけでも無意識に被災者の痛みを共感して、追体験しようとする人が多いように感じます。

私自身も、家族を津波で流された方の呆然とした表情を見ては、自分の家族が流されたらどんな痛みが走るのか、その喪失感の深さを推し量ろうと詳細にイメージする自分がいることに気付きました。

テレビを見てはおののき、痛み入り、新聞を読んでは追体験して涙を流し、原発のことでは不安を抱き、ボランティアや現場の働きには感動し、

そうやっていくつもの感情を体験していくと、個人のキャパを超えてしまって、無感覚になってしまいます。

頑張ろう!という前向きなメッセージさえも重たく感じられるようになったら注意が必要です。

今この瞬間にも飢えに苦しんでいる人がいるのに、自分は…という思いが心の片隅につきまとうのもわかります。

同じ国で起こっていることですから、その痛みを少しでも受け止めたいと、そう思われるかもしれません。

でも、ご自分が弱っているなと感じたら、テレビを消して情報を遮断して、自分の生きている「今ここ」の平和な現実に留まってください。

被災者に方は被災した瞬間に脳が闘争モードになり、ストレスを和らげる脳内物質が大量に分泌されて、生きるために躁状態を作るようなメカニズムが作動します。

でも、普通に平和な日常を生きている方は、当然ですが通常モードのままです。

そんな無防備な状態のままテレビで痛ましい現実を大量に観るわけですから、身体も潜在意識も混乱してしまいます。

ですから、被災していないからこそ受けやすいダメージがあるということを、ここで強調しておきたいと思います。


この震災にどんな意味を付けて、どんな未来を選んでいくかは、これから先のまだまだ長い作業になると思います。

そして、マスコミは少しでもこの現実の中に入っていって、津波という大きな出来事の中で経験された、個人の小さな物語を保存していくという役割があります。それは必要な仕事だと思います。

でも、ご自分が被災者ではなく目の前にあるのが平和な日常だとしたら、そこを生かされることにも意味と役割があります。

自分の持ち場に留まって、日常を動かしましょう。

平和であることを恥じる必要はありません。

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posted by さはら at 12:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月11日

自然界に倣う

自分を変える必要は無いんだと知って、変える努力を止めた時に、人は最も力強く変わり始める。


これは興味深い逆説です。


弱い自分を変えようと、強く振舞っている間は苦しくて変われない。


でも、弱くていいや。弱いのも自分なんだと受け入れると、力が抜けて体が緩んできて、自分本来のナチュラルな強さが出てくる。


暗い自分を変えようと、明るく振舞っている間は苦しくて変われない。


でも、暗くてもいいや。暗いのも自分なんだと受け入れると、気持ちがほどけて、自分本来のナチュラルな生命力があふれてきて、結果、明るくなる。


「受け入れる。」ということには、「変わろうとする。」こと以上の力があるようです。


変わろうとすることは、現状の自己に対する否定が含まれており、自己を否定することは、自己の力を奪うことだからです。


成長を志すなら、自然界に倣うのが一番良いように思います。


自分を変えようと頑張っている木が存在するでしょうか。


木は変わろうとも思わないし、成長しようとも思わないし、大木を目指しているわけでもない。


自己に充足していることで、結果的に伸びる。


自分の中にもある自然。


そこに、ゆだねるのが最大の力なのだと、最近は思います。


老子は言っています。


「学する者は日々益し、道する者は日々損す。損して損して無為となり、無為にして為さざるは無し。」


無為であることで、何でも為せる(実現できる)というのは、自分の中の「変わりたい!」という頑張りではなく、それを手放したところに残る「自然」を使うということなんですね。


心理療法というのも、いろんなやり方があるけども、結局はその人の持つ自然の力を引き出す方法なんですね。


どんなに悩んでいて、どんなに自己否定をしても、それでも心臓を鼓動させ、血液を循環させ、酸素を送り込む、あなたの中の自然。


そこに委ねて信頼するという感覚。


そこから適正な自尊心と力が生まれます。


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posted by さはら at 12:40| Comment(1) | うつ対策コラム集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月11日

人間はびっくりするくらい心の生き物です

こんにちは。今日は雪が積もっています。

大阪に雪が積もるなんてことはめったに無いので、他の地域では凄いことになってるんでしょうね。

そんな中カウンセリングルームにまで来てくださるクライアントさんには、感謝です。

今日は、許可を頂き、以前頂いたクライアントさんのメールをシェアしたいと思います。

自分でセルフカウンセリングをしたときの感覚が伝わってきます。

****************
先生こんばんは。へんな時間にすみません。

人間ってびっくりするくらい心の生き物ですね。
さっき、ものすごく落ち込むことがあって、もう頭の中はそれだけでグルグル回ってて。
友達がせっかく食事に誘ってくれたのに、何かを食べることなんて不可能で。

そもそも食欲ってどんな感じだったっけ?と言う感じ…。

結局、コーヒーとパン一個を無理矢理食べる感じ。

味も何もわからない。

友達がせっかく一緒にいてくれたのに、まともに会話もできなかった。

楽しい話をしてくれても、心から笑え無くて、自分からの話題なんてとてもじゃないけど話せなかった。

本当に申し訳なかった。

友達が帰ってから、一人になったのでまた考えがグルグル回る前に、先生に教わった認知療法をやったんです。

自分でいろんな質問に答えていると、その落ち込みがすぐに消えてなんでもないことに思えた。

というより、希望がたくさんあることに気付いた。

今の落ち込みはより大きな飛躍のためのプロセスだと分かった。

その途端にお腹の底からパワーが沸き起こって来た。

そして腹が減った。

夜中の2時だというのに、コンビニで弁当を買ってきた。

なんか、冗談でも言いたい気分だったけど1人だった。

まったくなんて節操ない男なんだと自分のことを思った。でも笑って許せる。

本当に人間って感情的な生き物なんですね。

とりとめのない文章ですみません。伝えたくなってメールしました。

*****以上転載終わり*****

ありがとうございました。

認知行動療法の1つの技法として、自分の思考パターンに反論したり客観視するような、セルフカウセリングの技法があるのですが、それを試した時の感覚がとてもリアルに伝わってくるので、お願いして掲載させていただきました。

私自身もたまにこのセルフカウンセリングを行いますので、とてもよくわかります。

人間ってこういう生き物なんですね。

ある思考にどっぷりとハマってしまうと、どんよりとしてお先が真っ暗に思える。

でもそこから一歩出ると、嘘みたいに気持ちが晴れてくる。

でも、油断するとまた似たようなネガティブ思考にハマってしまう。

そして、セルフカウンセリングでまた気持ちが晴れてくる。

それの繰り返しでいいんですね。

前に修正したのに、また似たような思考にハマってる!と、自己批判する必要はありません。

人間とはそういうものなのです。

何度も何度もハマっては脱出し、泣いては笑って、そういうことを繰り返していくことで、だんだんそれにも慣れてきて、自分がハマるパターンが読めてくるようになります。

そうすると、ハマる瞬間に無意識が気づいてくれて、瞬間に意識を変えてくれるようになってきます。

そうすると、なかなかネガティブ思考にハマらなくなっていきます。

そして、気づけば性格が変わっています。

「最近はやけに心が軽いなぁ。」「そういえば落ち込むこともなくなったなぁ。」「考えすぎることも減ってきたなぁ。」

ふと、自分の変化に気づく時が来るのです。

それまでは、自分のハマりっぷりを楽しみながら、やっていきましょう。

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posted by さはら at 12:29| Comment(0) | うつ対策コラム集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月01日

回復が早い人の特徴

私のカウンセリングルームには、「うつ」の方以外にも、いろんな症状の方が来られます。

対人関係の悩みや失恋の痛みといった、病名のつかないものから、

対人恐怖、社会不安障害(SAD)、不眠症、トラウマ(PTSD)、脅迫神経症、パニック障害、摂食障害、などと病名が付くものまで、様々です。

そして、どんな症状(病名)にしろ、ある種の人達は、「もっと早く心理療法を受けたら良かった。」と口をそろえて言われます。

それほどアッサリと効果が出るタイプの方がいらっしゃるのです。

「こんなに楽になるんだったら、もっと早く来ていれば、たくさんの時間を幸せに過ごせたかもしれないのに。」とおっしゃるのです。

僕自身もこのタイプの人は、変化が出やすいので、是非とも悩まずに早く来て頂きたいと思っています。

それはどんなタイプなのでしょうか?

それは、辛いイメージ(記憶)が再生さることで苦しみを感じている方です。

「うつ」でも摂食障害でも不眠症でも、症状(病名)はなんでも構いません。

とにかく、ふとした瞬間や目覚めた時などに、過去の嫌な出来事が思い出されたり、イメージ(記憶)に苦しめられたりするケースは、このケースに当てはまります。

こういった方は、記憶の処理が上手くいっていないのです。

その結果、無意識に怖いビデオが再生されることで、パニックや落ち込みを持続させているのです。

だから、催眠を使って記憶の処理を行うと、ビデオが再生されることが無くなって、あっさりと楽になるケースが多いのです。

興味深いのは、これらの改善の早さが病歴の長さと関係が無い点です。

3ヶ月前の記憶に悩まされている人も、20年前の記憶に20年間苛まされた人も、同じように変化が生まれます。

だから、先のような言葉になるのでしょうね。

「もっと早く心理療法を受けたら良かった。」と。

人生はいろんな悲劇的な体験が起こり得るものかもしれません。

性的虐待、いじめ、DV、過酷な労働、

でも、それが起こったのは事実ですが、だからといってそのビデオを再生し続けて、苦しむ必要は無いのですね。

辛い経験からも学びを得たら、あとはビデオを止めて、今度は自分を心地良くしたり励ましたりするビデオを再生しましょう。

恐怖ビデオに悩まされるというあなたの無意識のスキルは、楽しいビデオに励まされるという風に使うこともできるのですから。


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posted by さはら at 20:45| Comment(0) | うつ対策コラム集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月20日

うつ改善への道が安定してきた理由

あけましておめでとうございます。

↑遅っ!

ここ最近は忙しくてなかなか更新できていませんが、お陰さまでカウンセリング(心理療法)に充実した毎日を過ごさせて頂いております。

去年の秋くらいから、MSLのうつ回復プログラムの効果に更なる手応えを感じます。

何が変わったのかというと、

1つは栄養医学的なアプローチができるようになった点。

そして、もう1つは、

いろんな心理療法を催眠状態で行うことで、潜在意識のより深いレベルに変化を起こせるようになった点です。

もっともっと、セラピーも理論もブラッシュアップして行きます。

写真 (23).JPG

写真は、アメリカから海を渡って届けられた、amazonの電子ブックkindleです。


今週こられたクライアントさんには、見せびらかしてましたが(笑)これ、すごいですよね。

電子インクの画面の綺麗さ。軽さが秀逸です。

そして、アメリカで売られている本が、数秒でダウンロードされて、日本にいながら即座に読むことができます。

うつ(depression)で検索すると、500冊近い本がヒットして、その中にはアメリカでの最新のうつ病治療のワークが紹介されていたりします。

今後とも情報収集をして、クライアントさんにより良いものをお届けして行きたいと思います。

今年もよろしくお願いします。

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posted by さはら at 13:15| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月31日

心は分析するものではなく、通わせるものだ

今年もあと1日で終わろうとしています。

今年ご縁を頂きました皆様、ありがとうございました。

この一年はどこかに学びに行くことを一切止めて、日々のカウンセリングにどっぷりと浸かった生活でした。

クライアントさん一人一人の心に触れて、本当の原因に思いを馳せて、どんな働きかけが有効なのかに当たりをつけて、施術して、検証して、またいろんな文献を読んでと、

そんな集中した日々を過ごすことができました。

カウンセリングに来てくださった方、1人1人の人生の大切な局面に立ち会えたこと、関わりを持てたことを誇りに思います。

クライアントさんによっては、ただただ苦しい時期で、もがいてももがいても前が見えないような、そんな状況だったかもしれません。

そして、もしかすると、その状況は今も変わらず続いているのかもしれません。

でも、それでもあなたは確かに前を向いて進もうとしたんだと、変化しようとする意図と決意を持って、確かに精一杯生きたのだと、私はそんな人生の軌跡の目撃者でありたいと思いました。

人生のその瞬間の証人でありたいと思いました。

いろんな理論や心理技術がありますが、それらを超えた所にある、人が人を見て、聞いて、知って、理解して、心を通わせるという、生身の関わりこそが力で、それがなければ理論も技術も中身の伴わないガラクタなんだと、

そんなことを気付かされた一年でありました。

これからも、もっともっと丁寧に、心を練り込んで精進して行きたいと思います。

2011年もよろしくお願いします。

関わり合う全ての方にとって、素晴らしい飛躍の一年となりますように。
posted by さはら at 02:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月03日

「うつ」と診断されても大丈夫。

病院で「うつ」と診断されるのは、とてもショックなものです。

人によっては、自分が弱い人間だとレッテルを貼られたように感じる方もいらっしゃいます。

また、その病名を受け入れたくないために、「苦しくても絶対に病院に行かない。」という選択をされる方もいらっしゃいます。

でも、ご安心ください。

「うつ」と診断された様々なクライアントさんと向きあってきた経験から言えるのは、「うつ」は病気ではなく症状であるということです。

それは例えば、「発熱」というのと同じことです。

「発熱」したからといって、それが単なる風邪なのか、あるいはインフルエンザなのか、虫垂炎なのか、腎ガンなのか、原因も病名も様々です。

同じように「うつ」と診断されても、

それが失恋の痛手による落ち込みのこともあれば、

虐待のトラウマによる落ち込みのこともあれば、

過労での燃え尽きである場合もあり、

栄養不足や運動不足による活力の低下の場合もあります。

つまり、「うつ」と診断されても、はっきり言って、それらは全く違う病気なのです。

いいえ、そもそも病気ですらなく、むしろそれは健全であるからこそ発生する心の反応なのです。

愛する人を喪失して元気なら、それこそ心の病気ではありませんか?

働き過ぎを察知して、それにストップをかける体の防衛反応は、健康だからこそ作動するのだとは言えませんか?

「うつ(落ち込み)」とは、その意味では、健全に機能している体からのメッセージです。

体は「失った恋愛体験に意味付けして、捉え直さないと前には進めませんよ。」と、気分を落とすことで、自分と向き合う時間を作ってくれています。

体は「あなたは働きすぎだから、強制的に動けなくしますね。脳を働かなくしますね。その間に生活を見なおしてくださいよ。」と言って筋肉を固めて体を重くします。

でも、そんなメッセージを病気だと捉えて、薬を飲むことで、メッセージ(うつ症状)を抑えようとするのが、薬物療法のスタンスです。

これは、痛み止めと同じことです。

痛みというメッセージが過剰であれば、時には抑えることも役立ちますが、原因を治さなければ根本治療にはなりません。

原因をそのままに、痛み止めで抑え続けると、どんどんメッセージ(痛み)は大きくなり、大量の痛み止めを飲まなければ効かなくなります。

私のカウンセリングルームには、長年の薬物療法で、手が震え、頭がぼーっとした状態の方も、よくお見えになります。

どんどん薬の量が増えていって、今では膨大な量を飲んでいるのに、それでも効き目が無くなってきたとおっしゃいます。

何年たっても、どれだけ薬で押さえても「うつ」症状がなくならないということは、

体はそれでもまだ、根本原因を見つめる必要性を示すべく、「うつ」というメッセージを発し続けているということです。

これはつまり、体の持つ「生きようとする意思」であり、「叫び」なのです。

ご自分の体が発する「うつ」というメッセージを、どうかあなた自身が信頼してあげてください。

生命は完璧に機能しています。

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2010年11月27日

向精神薬について

みなさんこんにちは。

本日22時15分からNHKにて、

「追跡!AtoZ うつ病・不眠の薬に何が?」という番組をやります。

是非ご覧くださいね。


カウンセリングやセラピーをする中で最近よく思うのが、この向精神薬(抗うつ剤や睡眠薬など)の害についてです。

心の問題やストレスからのダメージは、セラピーで比較的簡単に取り除けます。

幼少期からの、虐待などといったショッキングな過去でさえも、回復していくことができます。

心も身体も、自然治癒力があり、改善していこうとする力を持っているからです。

セラピーでそれを引き出してあげると、心は情報を整理し直して、前向きに生きることを選択していくものです。

ただ、あまりに大量の薬を長年服用して、感情反応を抑えすぎている方は、元の状態がどんな状態なのか分かりにくくなっている場合があるので、身体が自然治癒力を思い出すのに時間がかかるのです。

薬がまだ少量の時や、使って1,2年の時に出会えていたら、回復も随分早かっただろうなと思うと、残念な気持ちになります。

ただし、私は向精神薬が全くダメだと言っているのではありません。

臨床の現場にいると、本当に切羽詰まった状態の方もいらっしゃるものです。

とりあえず、今をしのぐために、今日を生き抜くために、症状を抑える必要がある方にとって、薬は救いであることも事実です。

でも、それは一時的に症状をごまかしているにすぎません。

その間に、根本原因である心の問題や、環境の問題に変化を加えていかないと、薬はどんどん効きにくくなり、心のエネルギーも失われていきます。

ですので、薬だけで「うつ」や落ち込みが根本解決するという、精神医学の考え方には、勇気を持って異を唱えておきたいと思います。

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posted by さはら at 13:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月15日

頭で分かっても、出来ないから困っている。

みなさん。こんにちは。

久しぶりの更新です。最近はセッションに忙しくて、ブログはご無沙汰していました。

ここ最近はメディアでうつ病に対する特集も増え、そこで認知行動療法が取り上げられることが多くなりました。

その影響か、クライアントさんの中にも

「認知行動療法をお願いしたいんですけど。」

と、療法を指名して来られる方も増えています。

私自身も、認知行動療法は肌に合うというか、とても進めやすい療法ですので、できればこの療法を使っていきたいと思っています。

でも、やはり認知行動療法にも合う人と合わない人がいらっしゃいます。

自分の考え方の癖を見て、修正を行うことで、考え方が柔軟になり「ああ、そう考えればいいのか〜。」と納得されて、みるみる改善していく方がいらっしゃる一方で、

「そう考えたらいいことは、頭では分かってるけど、できないから困ってるんだ!」とおっしゃる人もいらっしゃいます。

そういう方は、思考パターンの修正(認知再構成法といいます。)を行うことで、その時は納得されても、同じ場面に出くわすと、いつも通りのネガティブな考えを起こしてしまって、

結果、「こんなにワークやったのに、やっぱり変わらないんだ。」と、落ち込んでしまわれます。

こういったタイプの方には、

思考パターンの修正(認知再構成法)をするよりも、催眠状態に導いて、無意識に変化を加えて行く方が上手く行きます。

そして、その方が変化が根本的になります。

例えば、対人恐怖の症状が出ている人に、「人は私の敵ではない。」といくら納得しても、なかなか恐怖症の反応は変わりませんが、

催眠状態で、人混みの中で安心感を感じている状態を体験させてあげると、無意識が新しい反応パターンを学び、それ以後の反応が変わってきます。

多くの問題は、意識ではなく無意識の中にあるのですね。

頭で分かっているけど、それが出来ないから困っているのです。

無意識からの変化という意味では、やはり催眠療法は非常に有効だと、最近のクライアントさんの変化を見て思います。

また、NLPなどの様々な心理療法も、催眠状態で行うことで、効果をより大きくすることができることが分かってきました。

というわけで、最近の私のセッションは催眠を使うことが多くなっています。

頭で分かっているけど、それが出来ないから困っている!という方は、催眠の可能性を体験してみてください。


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posted by さはら at 20:31| Comment(0) | うつに効果がある療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月19日

対人恐怖になりました。

以前、TSUTAYAで「wanted」というハリウッド映画を借りて観たことがあります。

アンジェリーナ・ジョリー出演のハリウッド映画ですから、気分を爽快にしてくれるようなアクション映画を期待していたのですが、観てみると内容は随分違っていて、

ロシア人監督特有のリアリズムが暴力描写に発揮されていて、とにかくくどいのです。

爽快と言うよりは執拗で、暴力の1つ1つが生々しい。

でもまあ、そこまではよくある話です。

面白いのが翌朝。

その日は娘の幼稚園の参観日だったのです。

そこで、たくさんの父兄と接するわけですが、どうも僕はその人達に対して良い感じを持てないんですね。

僕の半径2m以内に人が近づくと、「こっちに来るな〜。」と、身体が敏感に反応する。

もともと仲良くしてもらっている人に対してさえも、一緒にいると腹の底が拒否している。

なんというか、とにかく人が嫌いで落ち着かない。

でも、表面上は笑顔で挨拶するわけですから、もの凄く疲れます。

これは、クライアントさんがよく訴える症状と同じ、軽度の対人恐怖です。

どうやら、僕の潜在意識は、前日観た暴力映画で、「人は危害を加えるものだ。」ということを学習をしてしまったようなのです。

でも、考えてみると当然です。

潜在意識が学ぶ上で効果的な条件は、

1)集中していること。

2)物語であること。

3)感情移入できること。

です。

そして、これは実は催眠状態と全く同じなんですね。

映画を観て感動して涙を流すというのは、ある意味、催眠によって主人公と同一化している状態なのです。

特に、最近の映画は演出がとても巧妙で、音楽の使い方も完璧に映像と連動していて、情緒をコントロールしてくれます。

かなりレベルの高い催眠なのです。

だからこそ感動に癒されることもあるわけですが、悪い方向への影響も凄いですね。

一夜にして人嫌いにするだけの力があるのですから。

そういう意味で、私たちが普段何気なしに触れている情報を見直してみると、いかに無自覚に潜在意識に教育をしているのかに気付くかもしれません。

ちなみに、この後、人嫌いを回復するのに役立ったのも自己催眠でした。


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2010年09月18日

意外なことで心が前向きに変わる

マイナス思考で、何事も後ろ向きに考えたり、つねに漠然とした不安感や虚しさがあるような時。

単純にそれを心の問題、自分の性格の問題、考え方の問題と捉えがちです。

でも、実は、身体が原因となっていることも多いものです。

例えば、胃が重たいことで、そのどんよりとした体感覚に引きずられて「あ〜めんどくさいな〜。」というマイナス思考が生み出されたり、

エネルギー不足で胸の辺りがごっそりと抜け落ちたような感覚があって、それを説明するように虚しさを感じていたり、

体感覚がマイナス思考を作り出す原因になっている一面もあるのです。

アメリカの心理セラピストが面白い話をされていました。

ある日曜日の朝にサイクリングに出発すると、すぐに同僚の家が見えて来たそうです。

その時、この同僚は仕事ができて前向きで、彼の存在にいかに助けられているかを思って、お腹の底から感謝の念が沸き起こったそうです。

そして、1日中自転車で走り回り、ヘトヘトになった夕方の帰り道に、また同じ同僚の家の前を通った時、

今度は、この同僚が如何にイヤミで自分の気分が害されているかを感じて、怒りがこみ上げて来たというのです。

行きも帰りも、同じ同僚について考えたわけですが、結果は180度違っていたのです。

この理由は、出発の時には元気だった身体が、帰り道では疲れていたという、その一点に尽きます。

マイナス思考、プラス思考というのは考え方の違いのように考えられていますが、実は身体の状態を説明するように思考が作られるという面が大きいのですね。

これは、少しイメージしてみるとよく分かります。

例えば心理療法や性格改善なんて行わなくても、腹の底からパワーがコンコンとみなぎっていて、体中の筋肉にエネルギーが満たされて、どこにでも行けるような行動力があれば、ネガティブ思考をするのは困難だとは思いませんか?

逆に疲れて身体が重く、昨晩の飲み過ぎから胃やみぞおちにムカツキが残ってたとしたら、ポジティブ思考は難しくはありませんか?

つまり、「身体を元気にする→→→心が元気」という方向に変えていくことも可能だということです。

もちろん、「心を元気にする→→→身体が元気」という変化も可能ですし、大切です。

ですので、その両方から一気に改善を働きかけると、上手くいくケースが多いのです。

認知行動療法やフォーカシングや、催眠療法など、心や思考パターンを変えるアプローチと平行して、食事の改善や運動を取り入れて、パワーが溢れる身体を作っていくわけです。

特に食事を変えるというのは、軽視されがちですが、私の最近の臨床経験からは、かなり効果的だと感じています。

加工食品ではなく、エネルギーの高い生の食べ物を採ることで、身体が活き活きとしてきて、心が充実してくるのです。

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2010年08月29日

休職中で悪化させてしまう人の注意点


職場のメンタルヘルスが注目されるようになった現代。

「ストレス」という言葉が悪者にされ、「癒し」や「リラクセーション」などといった言葉がもてはやされています。

でも、うつ病と関わって思うのは、

ストレスでうつになった人もいれば、

ストレスが無い事でうつになった人もいるということです。

生活にストレスや緊張が無いと、人はすぐに身体の活性度が下がり衰えはじめます。

ちょうど重力というストレスから離れていた宇宙飛行士が、その後、歩く事も出来なくなるのと同じです。

人はストレスがないと簡単に、機能を失っていくのです。

緊張感が無くなり、心身が衰えてくると、やる気も無くなり、行動力が落ちて来ます。

行動力が落ちると、身体の筋力がしぼんでしまうので、心身の充実した活力や張りが無くなり、それに伴って気持ちも弱くなり、マイナス思考に偏るようになり勝ちです。

そこまで来ると、いろんな事が面倒になって来ます。

そうやって負のスパイラルに落ち込み、抜けられなくなってうつになるケースも多いのです。

人は、移動や掃除や仕事や会話など、適度なストレスに鍛えられて、張りと覇気のある心と身体を保っていられるんですね。

うつの休職や休養の難しさもこの辺りにあります。

うつでの休職が長い方は、ストレスが無いことで活性度を落としすぎていないかを、注意する必要があります。

もし、休息と言うより衰えている感じがするなと思ったら、ウォーキングや料理や人との会話など、無理のない程度のストレスを取り入れて、人間としての機能を落としすぎない工夫をされると良いでしょう。


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