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2014年11月25日

再発するうつと再発しないうつはどこが違うのか?

みなさん、こんにちは。
長らくご無沙汰しておりました。

相変わらず忙しくカウンセリングの日々を過ごしております。

今日は私のカウンセリング経験から、うつが治るとはどういうことか? ということをテーマにお話ししたいと思います。

医師によっては「うつは治らない病気だ!」と主張する人がいたり、うつの本を読んでも「治る」ではなく「寛解する」と表現されていたりします。

寛解とは、根本原因から病が消え去ったというより、症状が見かけ上は消失した状態を言います。

となると、うつは症状が姿を潜めるだけで、根本的には治らないのか?と不安になってしまいますね。

実際に一回目のカウンセリングでそういう質問をされるクライアントさんが非常に多いものです。

「医者からうつは治らないから…と言われましたけど、本当に治るんですか?」と。

権威ある医師からそう言われると不安になって当然ですね。

ではうつは本当に治るのでしょうか? 医師がうつを治らない病気と言うのにはどういう理由があるのでしょうか?

そしてうつが根本的に治るとすれば、それはどういう状態なのでしょうか?


【根本原因はそのままでは?】


ここではAさんのケースでお話ししましょう。

Aさんは、会社で仕事を振られると断ることができずに、どんどん仕事を抱え込んでしまうパターンにはまっていました。

人に仕事を振ることも苦手で、一人で多くの仕事を抱え込んでは遅くまで残業する日々が続くようになり、どんどん疲れを溜め込んで行きました。

そして、ある朝、目が覚めると身体が布団に張り付いたように重く、起き上がることもできなくなっていることに気付きました。

病院で診察を受けると、うつと診断されました。

その後2ヶ月間会社を休職したことで、徐々に不安や不眠も治まって来ました。身体のダルさも抜けて動けるようになって来ました。

体調的にはそろそろ復職しても良い気がするのですが、「でも復職したらまた再発するのではないか?」という不安が拭えません。

それはそうですね。

うつが治ったと言える理由に、休養を取ったという理由しか無いわけですから、

休養が終わって、また忙しい職場に戻ると同じようなうつ症状が戻ってくる可能性が高いのは当然かもしれません。

本当の原因が取り除けていないのです。

では本当の原因を取り除いて、うつが治るとはどういう状態を指すのでしょうか?


【うつの根本原因】


Aさんの場合は、なぜ仕事を人に振ることができないのか? なぜ仕事を断ることができないのか? という所を掘り下げていくと、うつの原因を作っている信念が見えてきました。

それは「人の役に立っていない自分には価値が無い」という信念です。

これは殆どの場合、幼少期の家族関係によって形成されます。

こういった信念があると、いくら上司から「無理なら仕事を断っても良いよ」とか、「他の人に振っても良いよ」と優しい言葉をかけられても、それができません。

頭で分かっていてもできないのです。

仕事を振ることで感じる「役に立っていない自分の無価値観」というものは強烈なストレスで、それを味わうくらいなら自分で仕事をすることのストレスの方が楽なのです。

仮にそこで勇気を振り絞って仕事を断ったとしても、

胃がギュッと締め付けられるような申し訳無さと、役に立ってないと思われているのではないか?という不安を感じ続け、

やがては自分がその職場にいること自体が申し訳ないような気持ちになって、苦しみだします。

そして、またうつを再発してしまうのです。

仕事を自分で抱え込んでも過労でうつになり、だからと言って仕事を断ってもうつになる。

つまり、どっちを選んでもダメなのです。これがうつが再発するメカニズムです。

うつの原因を取り除けていないのです。

病院で処方される薬で、心の奥深くの信念の問題を解消できるはずもありません。

症状をぼやかすことはできますが、そのためには薬を飲み続けなければなりません。

その結果、20年近く薬を飲みつづけたのに、薬を止めるとやっぱり不安定で、結局何も解決していない…と訴えるような人が増えるわけです。

これが『うつは治らない病気』と言われる所以です。

ではどうすれば、根本的な解決に行き着くことができるのでしょうか?


【根本的に治るとはどういうことか】


私は長年うつ治療の方法を模索する中で、いろんな療法を扱って来ました。

認知行動療法、催眠療法、マインドフルネス、ゲシュタルト療法、気功、EFT、解決思考アプローチなどなど。

そんな中でうつ症状自体を手っ取り早く和らげるには、フォーカシングや催眠療法などが効果的であることがわかりました。(それらの心理療法は全国どこででも自宅で取り組めるようにCDプログラムにして提供して、大きな反響を頂きました。)
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このCDプログラムによって、ひとまず苦しい不眠を解消したり、わだかまっている感情を解消したりして、休養の効果を数倍に高めて回復させることはできるようになりました。

そして更に二度と再発しないようなうつの根本解決には、先にお話したような、無意識が持っている信念体系を改めるような心理療法が最も効果が高いことに気付きました。

そこで最近は、ゲシュタルト療法の流派の1つである再決断療法を使うことが多くなりました。

先のAさんの例で言うと、「役に立っていない私には価値がない」という信念を作った家族関係をさかのぼり、再決断することで、この信念を破壊するのです。

この療法が非常に効果的で、

仕事を断っても人に仕事を振ってもミスをしても、「私には価値がある」という、根本的な安心が感じられるようになります。

職場の中で常に心の奥底には「自分は認められている」という安心感を感じていられるようになるのです。

これがうつが根本的に解決した状態です。

それはうつを発症する前よりも生きやすくなるという成長の道です。

うつの原因となるような信念は20種類以上ありますので、これはお一人おひとりお話しをうかがいながら過去を探っていくしかなく、残念ながらCDのプログラムのようなことはできませんが、

お電話でのセラピーでもある程度は可能です。(できれば、カウンセリングルームにお越しいただければと思います。)

うつ改善への道を、うつ以前の自分よりも生きやすい自分になるための、人生の改革の時間としてください。

今あなたを苦しめているうつを、本当のあなたに戻っていくためのきっかけにして欲しいのです。

そして実際に、そのようなメッセージとしてうつ症状はあるのです。

「ここから先は、あなたの中の信念を見直さないと進めませんよ。」

「あなたの中に不具合を起こす信念がありますよ。見直してください。」

あなたのうつ症状はそう教えてくれているのです。

あなたも、あなたのうつ症状のメッセージに従ってみてください。


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posted by さはら at 19:49| Comment(0) | うつに効果がある療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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